独創の方法 井尻正二 玉川大学出版部 1976年9月2刷
2023.02.12
本の紹介
野尻湖のナウマンゾウの発掘調査の指揮をとり、また哺乳動物の歯芽の移植に関する理論を発表、記載・分類が中心だった古生物学に、化石の微細構造や生化学的研究を取り入れて新しい分野を切り開くなど多大な功績を残した日本を代表する科学者の一人の井尻先生のエッセイ。
要約すると、独創的なアイデアは常日頃の学びや研鑽がの上に生まれるのだろうという内容です。
なのでHOW TO本ではありません。
ですが実践から語られる生みの苦しみには感銘を受けますし、自分もそういう仕事ができたらと憧れる気持ちになったりしました。
即効性のありそうなHOW TO本もいいですが、こういう優れた先人の言葉を聞くのもいい勉強になると思います。
ジェット書店オンラインショップ
PDFを開く