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泉州堺土藩士烈挙実紀 : 妙国寺の切腹 について

2024.11.13

本の紹介

今回は、土佐史談会が発行した『泉州堺土藩士烈挙実紀 : 妙国寺の切腹』という歴史書をご紹介します。この本は「堺事件」として知られる歴史的な出来事を扱った書籍で、幕末の土佐藩士が堺で起こした悲劇を克明に描いた貴重な記録です。

堺事件とは?
堺事件は1868年(慶応4年)に起こった事件で、当時幕末の動乱期にあった日本とフランスの外交関係において非常に深刻な問題となりました。事件は、泉州堺で土佐藩士たちがフランス軍艦デュプレクス号の水兵に対し発砲し、11名が死亡したという事件を発端としています。この出来事は土佐藩士たちの軍事的対応と外国人の間で激しい衝突を招きましたが、最終的に幕府と土佐藩に大きな影響を与え、処罰が求められることとなりました。

切腹と妙国寺の悲劇
『泉州堺土藩士烈挙実紀』は、特にこの堺事件で切腹を命じられた土佐藩士たちの壮絶な最後を記録しています。切腹が行われたのは堺の妙国寺で、フランス側の立ち会いのもと、20名近くの土佐藩士が切腹の儀を執り行うという前代未聞の事態となりました。この書籍には、土佐藩士たちがどのように潔く最後を迎えたのか、その様子が詳細に記されており、当時の武士の精神や悲壮な覚悟を読み取ることができます。

書籍の内容
『泉州堺土藩士烈挙実紀』は、堺事件を考察するだけでなく、当時の武士のあり方、そして日本と外国との関係がいかに変遷していったかを理解する上で貴重な資料です。土佐藩士たちが「武士の道」に従い切腹を選んだ背景や、その影響についても触れられており、現代の視点からは計り知れない衝撃を与えてくれます。

この書籍が伝えるもの
本書は、幕末という激動の時代を生きた人々の心情や思想、そして異文化との衝突を浮き彫りにしています。当時の日本が迎えた大きな変革期において、彼らがいかにして自らの信念を貫き、行動したのかを知ることができる貴重な書物です。歴史ファンや幕末の土佐藩に興味がある方、また「武士道」という言葉に興味を持つ方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

書籍の入手について
現在、このような希少な歴史書籍の入手は難しい場合もありますが、当店ではできる限りの書籍を取り扱っておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

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**電話** 088-803-4416
**Web** https://jet-syoten.com/contact

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