牧野富太郎博士からの手紙 / 武井近三郎 / 高知新聞社 / 1999年7月
2023.04.25
本の紹介
著者の武井近三郎氏と牧野富太郎博士との手紙でのやり取りや、当時のエピソードを綴ったエッセイ。
冒頭、牧野博士の近親の方との思い出話から始まり、ああ、あの時はこんなことがあったなと牧野博士の手紙を紹介しながら
著者が思い出を手繰り寄せる内容となっています。
ちょっと破天荒な牧野博士の別の一面。
植物の説明で季節の挨拶をするところ。
あそこのあの花は咲きましたか?と尋ねてくる博士。
牧野博士自筆の手紙の写真も多く、血の通った一冊だなと思いました。
この本を片手に博士ゆかりの地や草花に会いに出かけてみたくなります。
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