高知の理科ものがたり 高知の算数ものがたり
2022.10.25
本の紹介
当店にある書籍をたまに不定期ではありますが紹介していきたいと思います。
本日はこちら
高知の理科ものがたり 昭和56年5月22版 土佐教育研究会理科部会編
高知の算数ものがたり 昭和57年9月初版 土佐教育研究会算数数学部会編
株式会社日本標準
ユニークなタイトルの本ですね。
「高知の理科ものがたり」は高知県の自然や地理的特徴などを、生息する生き物や地域の文化・産業と絡めて紹介しています。
オナガドリにまつわる昔話や、珍しい虫の発見エピソードを綴った内容があったり、牧野富太郎や寺田虎彦といった高知ゆかりの知識人の伝記もありと充実した内容で夢中で読んでしまいます。
「高知の算数ものがたり」は”地球33番地って?”や”高知城の高さは”など高知にまつわる事柄を数字という切り口で紹介した内容です。
冒頭に紀貫之の土佐日記についての考察があります。京都までの旅を当時と現在とで比較してみるなど、とても興味をそそる内容になっています。
自分の身近なことでも見方を変えると面白い発見ができそうな気がしてくる読み物です。
小中学生向けの読み物ですが、大人になってからこそ読みたい本だなと思いました。
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